ジェムソン 15年ピュアポットスティル スペシャルリザーブ 40% (1990年代リリース)

ジェムソン 15年ピュアポットスティル スペシャルリザーブ 40% (1990年代リリース)

[Whisky History Osaka 2022出品ボトル]

2021年度ミドルトンの管理する数あるブランドの中で最高益をたたき出したアイリッシュウィスキーの代名詞ともいうべきジェムソン。

ジェムソンはブレンデッドウィスキーで、日本ではスタンダードやブラック・バレル、スタウトエディションなどいくつかのラインナップがお馴染みです。

このボトルは1990年代に販売されていたジェムソン名義のプレミアムラインで、グレーンウィスキーをブレンドしないミドルトン3回蒸留のポットスティルウィスキーのみを使ってヴァッティングされています。

2000年にリリースされた「ミレニアムエディション」というボトルもありますが、遡ること数年前にリリースされていたこちらのボトルは、少なくとも1985年かそれ以前の貴重なミドルトン原酒を使用しており、アイリッシュウィスキーのクオリティの高さを示すとともに、ウィスキーブロガーやウィスキーショップが「最高に好きなポットスティルウィスキー」と真っ先に名を挙げるボトルでもあります。

レッドブレスト 16年 for Sonny Morroy’s 58.7% #10351

レッドブレスト 16年 オールシェリー シングルカスク Exclusively bottled for Sonny Morroy’s 58.7% #10351

[Whisky History Osaka 2022出品ボトル]

2018年、アイルランド西部の街ゴールウェイのパブ”Sonny Morroy’s”が、レッドブレスト公認パブに認定された際に記念としてリリースされたレッドブレスト16年。レッドブレストの多様な熟成方法のうちシェリーバットのみで熟成されたまさにオールシェリーの1本です。

ボトル1本、販売証明書1点、ゴールウェイクリスタル2点のボックスセットで販売され、瞬く間にソールドアウト。発売日に同店へ電話を入れ、2点予約をしたうえで、2019年アイルランドにピックアップへ行った思い入れのある1本です。実際購入当日パブにて同ボトルを飲み、うなった記憶があります。2本のうち1本は手元に、もう1本はお世話になっているGT氏へお譲りいたしました。

ドリームカスクやイギリスのウィスキー・エクスチェンジなどから長熟のレッドブレストなどリリースされていますが、上記のような経験も相まって自分史上最も美味しいと感じたレッドブレストの一つです。

ボックスセットとして販売
Sonny Morroy’sはゴールウェイの中心部にある

レッドブレスト 18年 for The Friend at Hand 55.2% #3413

レッドブレスト 18年 オロロソシェリー シングルカスク Exclusively bottled for The Friend at Hand, Belfast 55.2% #3413

[Whisky History Osaka 2022出品ボトル]

2021年、北アイルランドの首都ベルファストにある世界最大のアイリッシュウィスキー販売店”The Friend at Hand”がリリースしたレッドブレスト 18年のオロロソシェリー シングルカスク。
以前、1991年蒸留の25年熟成というレッドブレストの傑作ボトルをリリースした経緯がある”The Friend at Hand”が昨年前触れもなく急にリリース。
同店はインターネット販売や通信販売は行わず、店頭でしか販売しない非常にこだわりの強い酒販店としても知られています。

このボトルはアイリッシュウィスキー業界のインフルエンサーであり、Stories & Sipsを運営するBarry Chandler氏協力のもと”The Friend at Hand”にて購入していただいた逸品です。

イエロースポット シングルカスク 13年 57% #66887

イエロースポット シングルカスク 13年 57% #66887

[Whisky History Osaka 2022出品ボトル]

2022年、ダブリンのMitchell & Sonがリリースしたイエロースポットのシングルカスク13年。スポットウィスキーはMitchell&Sonがミドルトンに製造委託して販売するポットスティルウィスキーで、これまでグリーンスポットのシングルカスクのリリースは複数あったが、イエロースポットは史上初。

バーボン樽で熟成後、マラガワイン樽へ詰め替えて熟成。

Official Tasting Note (by Mitchell & Son):

Nose: A wonderful medley of fruits ranging from orange zest to ripe blackcurrants, sun-dried grapes and sweet cherries. Rich notes of cinnamon spice and freshly sawn cedarwood continue to build over time along with layers of vanilla and honeycomb. The pot still spices add a light dusting of black pepper that gently lingers in the background.

Taste: Silk-like, mouthcoating texture, rich with dried fruits and treacle toffee followed by notes of floral honey with barley sugar and vanilla undertones. Nutmeg spice, ginger and cinnamon intertwine with the oak’s soft tannins, while sweet orchard fruits emerge with subtle hints of white chocolate.

Finish: Lingering and sweet – the pot still spices slowly fade, allowing the waves of dried fruits and oak to ebb and flow until the very end.